高齢者サポートの資格と道のり

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介護士が歩むキャリアアップの流れ

介護職は、完全なる未経験者でも応募可能な求人が数多くあり、社会人になった後のセカンドキャリアとしても選びやすい職業だ。無資格でも利用者の身の回りのケアをする事は可能だが、直接体に触れる介助はできない。そのため、なるべくなら最初の資格である介護職員初任者研修を修了しておいた方が良い。ただ、介護がどんなものかをまず知りたいというのであれば、無資格で仕事をしながら資格勉強をするというのも良い手だといえる。

介護職員初任者研修の資格を持っていれば、多くの事業所で採用される確率が高くなる。面接は30分程度が一般的で、志望動機、どんな介護士になりたいかといった質問がされる傾向にあるため、予め面接の練習はしておいた方がいい。介護職はサービス業であり、コミュニケーション能力や協調性が求められる事から、面接官には笑顔でやる気を伝える事が大切である。

事業所に就職した後は、先輩ヘルパーが指導役になって仕事を一つずつ覚えていき、3か月から6か月程度の試用期間を経て正式採用となる。試用期間中は覚える事や仕事量が多いものの、その際の頑張りによって上司に認めてもらえるため、同僚や利用者と信頼関係をしっかり築く事が重要だ。

なお、介護士として3年以上の実務経験を持ち、実務者研修を修了すれば国家資格の介護福祉士にチャレンジする事が可能である。介護福祉士は、介護に関する専門知識がより増える事から、手当てが上がる事業所もある。介護福祉士資格取得後は、仕事への責任感もワンランク上がるため、介護施設でしっかり活躍したいと考えているのであれば、地道に経験と知識を積んで目指すといいだろう。